アルファ碁(AlphaGo)が出現してから囲碁の世界ががらりと変わりました。
今年の5月には世界ナンバーワンの棋士 柯潔九段とアルファ碁(AlphaGo)の3番碁が行われましたが、柯潔九段の3全敗に終わりました。
いや~残念。
セドル九段の時はショックだったが、この時はそれほどショックはありませんでした。
というのも今年の初めに、アルファ碁は名を伏せてMasterという名でネット囲碁サイト『野狐』に登場しています。
Masterを倒そうと何人もの世界超一流棋士たちが挑戦しましたが、結果は誰一人勝てずMasterの60連勝。
この結果を年始めに目の当たりにしていたので、5月の挑戦はまず勝負にならないだろうとは予感していました。
アルファ碁(AlphaGo)はこの対局限りで引退ということで、そのことの方がショックでした。
力の差はあってもいいから人間とアルファ碁(AlphaGo)の対局をこれからも僕は見たかった。(人間が負ける姿はもう見たくないという人は多いと思いますが...)
アルファ碁同士の対局の棋譜が50局公開されましたが、僕はそれを見てわけがわからず理解できないことばかり。
なんじゃこれって感じです。
究極の碁はこんな姿になるのか?と
プロ棋士の方々が理解できないことが多いようですから、素人の自分が理解できるはずはありません。
今まで人類が築き上げてきた囲碁の世界なんて囲碁の宇宙からしたら微々たるものなんでしょうね^^
アルファ碁に対抗するために生まれたDEEP ZEN GO プロジェクトで開発されているAI囲碁の『Zen』
飛躍的にこの1年で強くなりました。
井山6冠も敗れるなどプロ棋士も容易に勝てないレベルまで進化していて驚きです。
もうじきに人間が勝てなくなるレベルに到達するんでしょうね。
僕は市販の囲碁ソフト『天頂の囲碁6 Zen』を購入しましたが、対局するだけでなく、最近は自分の打ったネット碁の検討に使っています。
囲碁ソフトの示す手に、なるほどと感心すること多々あります。
自分の中で盲点になっていた手を発見できたり。
市販の囲碁ソフトのレベルで僕は十分学習できています。
今後プロ以上に強いレベルの囲碁ソフトが市販されるようになって、ソフトがこう打った方が良いですよなんて教えてくれるようになったら、プロの指導碁どうなっちゃうんでしょうか?
プロの指導碁より安価なソフトとの指導碁を選ぶ方が増えるでしょうね。
将棋の世界は、数年前にコンピュータ将棋が実質人間を超えています。
現在では、将棋ソフトを使って勉強するプロ棋士が多いようです。
将棋の世界は中学生プロ棋士 藤井聡太四段の出現で盛り上がっています。
藤井聡太四段も将棋ソフトを使って勉強しているようです。
将棋の世界ではすでにAI将棋との共存共栄が始まっているようです。
囲碁の世界もじきにそのようになっていくんでしょうね。
あらたな新手や定石がそこから生まれてくるかと思うと楽しみでもあります。