囲碁

囲碁上達法 有段者への道

僕は囲碁が趣味で大好きなのですが、自分が上達に役立ったことなど書いていきたいと思います。

簡単な僕の囲碁プロフィールです。

僕の囲碁の実力なのですが、免状は一応4段を持っています。

日ごろはKGSとハンゲームなどでネット碁を楽しんでます。

KGSでは5d

ハンゲームでは6段です。

囲碁は黒白交互に打ち合いしながらの陣取りゲームで陣地を多く取った方が勝ち。

石を囲めば石を取れることができる。

ルールと言えばたったこれくらいのことです。

囲碁のルールは、将棋と違って一つ一つの駒を覚える必要もなくて、ルール自体を覚えることはとても簡単なんですが、ルールを覚えても本当に楽しめるようになるまでにかなり時間がかかるゲームのような気がします。

ルール自体が単純すぎるからわかりにくいと言えるのかも知れません。

でも楽しさを味わうことができるようになれば、こんな楽しいゲームは他にないんじゃないかと思えるほど夢中になれるゲームです。

そんな囲碁ですが、どのようなことをすれば最短距離で有段者(初段突破)までいけるか?今の僕なりの考えをまとめてみました。

①対局を重ねる

まず一番重要で大切なことは、数多く対局して経験値を積むことです。

そして相手はできる限り強い人とやることです。

同じ位のレベルの人との対局は、それはそれで楽しかったり、勝利する体験を重ねる意味でも必要ですが、早く強くなりたかったら、有段者の人と対局(置き碁)を重ねる方が早く強くなれます。

同等か下手な人とやっていると変な癖がついたり、筋が悪くなったりすることもあるので注意が必要な気がします。

囲碁の対局の環境もあるのですが、対面で対局する場合は対局後必ず強い方に悪かった手など指摘してもらってください。

これを検討といいます。

この検討の作業はとても大切です。

プロ棋士は必ず対局後検討します。

検討=反省みたいなものですが、自分の打った手を終局後客観的に見て改善することで、棋力が養われていきます。

ネット碁では、検討をする人は少ないのでそういう意味では、有段者がいる碁会所などで対局する方が上達は早いかも知れません。

ネット碁しかできないような環境であればこちらのサイトはかなりおすすめのサイトです。

​囲碁上達 今日の1局

プロ棋士との解説付き置き碁棋譜が毎日1局ずつアップされて見れます。

プロの解説付きなのでとても勉強になっておすすめのサイトです。

プロの先生が良い手や悪い手、どのように打てば良かったか?など解説してくださるので、検討の疑似体験がこのサイトでできると思います。

自身で検討するために、自分の対局の棋譜を残すこともおすすめします。

後から見るのと冷静に見れるので、こうやっておけば良かったなど手の発見ができると思います。

棋譜を残すのは勉強になります。

②棋譜を並べる

対局以外には、プロの対局の棋譜並べや詰碁、布石・手筋・定石を覚えるなどが大切になります。

どれもバランスよく勉強するのがいいと思います。

その中でも棋譜並べは、特におすすめです。

棋譜には、布石、定石、手筋・死活・石の攻め方・石の守り方すべての要素が詰まっています。

棋譜並べするだけでも強くなれると思います。

棋譜並べも、本物の碁盤を使って並べる方が一番いいと思います。

ネット碁だけしかやらず碁盤がないならパソコンの棋譜ソフトに1手1手入力していってもいいと思います。

 

棋譜並べの作業は、プロの手を体に染み込ませるというか、積み重ねていくことで並べている手が覚えいく感覚がでてきます。

棋譜を並べながら自分だったら次にどこに打つだろうか?と予想しながら並べるといいと思います。

棋譜並べを積み重ねるうちにプロの感覚が身についていきます。

 

ネットには棋譜サイトはたくさんありますが、ほとんどは自動再現してくれます。

自動で棋譜を再現してくれるのをただ見るだけよりも並べる方が勉強になります。

 

僕のおすすめは、棋譜本を使って並べることです。

1手目から最終の手まで記入されている棋譜を目で追って並べるのは力が付きますよ。

最初は次の手を探すのに一苦労すると思います、次第に見つけるのが早くなっていきますよ。

僕が囲碁を覚えて間もない頃、棋譜の手の意味など全くわからなかったのですが、とにかく多くの棋譜を並べまくりました。

棋譜集の中から最初は手数の短いものから初めて、毎日何十局と並べたと思います。

その頃は、手の意味も考えずひたすら並べまくったんです。

 

それが不思議なんですが、1か月、2か月と続けていくと次にはこのあたりに打つだろうとだいたいの予想がつくようになるんです。

すると棋譜の並べるスピードもアップするので、さらに数多く並べるようになりました。

手の意味も次第に理解できるようになってきて、実戦でも棋譜並べをしていた手をマネして打つようになったり、自然に出るようになったりで、自分の棋力がアップしていることを実感できるようになりました。

若い人なら脳細胞は柔らかく吸収力もあるのでスピード重視でとにかく何局もたくさん並べるだけでも棋力が付いてくると思います。

年齢のいってから囲碁を始めた方なんかは、そのやり方は負担がかかるかも知れませんから、数をこなすよりじっくり並べる方が合っている気がします。

③布石を覚える

布石とは初手から中盤手前までの序盤の手や作戦のことです。

囲碁を覚えたての頃は、碁盤が広すぎて最初どこに打っていいかわからないと思います。

布石はある程度パターンがあります。

有名な布石では、

中国流・ミニ中国流・2連星・3連星・秀策流などまだまだたくさんあります。

 

最初は布石をいくつか覚えて実践で使ってみてください。

 

対局を重ねるうちに厚み派や実利派など棋風にあった自分の好きな布石がみつかると思います。

布石は棋譜並べからも勉強できますし、布石の本などで勉強するのもいいと思います。

布石辞典は布石本ではおすすめです。


この本のシリーズは布石だけでなく他にも手筋や定石事典もあるのでおすすめです。

④詰碁を解く(死活を覚える)

詰碁は、読む力をアップさせるのに一番役に立つ方法です。

最初は簡単なやさしい問題から解いていって少しずつレベルアップしていってください。

解けなかった問題は、覚えてください。

時間がたって忘れた頃にまた解いでみてください。

何度も解くのも勉強になります。

詰碁というか死活のおすすめの本です。

⑤手筋を覚える

手筋を覚えるのも勉強になります。

上級者や有段者になるにしたがっていろいろな場面で手筋を繰り広げられるようになってきます。

対局しながら一つずつ覚えていくのもいいですが、手筋の問題集などを解いて手筋を覚えていく方法が一番近道だと思います。

詰碁と同様に解けなかった問題は覚えて何度も解いて身に染み込ませてください。

そのうちに知らず知らずのうちに実戦で繰り広げるようになっていると思います。

手筋のおすすめ本を紹介しおきます。

⑥定石を覚える

定石は、布石(序盤)の隅の石のかかりに対する双方最善手の応酬パターンです。

これも布石と同様にいくつか覚えておくと実践に役立ちます。

最初は多く使われる基本の定石を覚えておくだけでも十分だと思います。

棋力が向上するにしたがっていろいろな定石を覚えていくといいと思います。

 

定石には手筋も含まれているので、手筋の勉強にもなります。

 

定石のおすすめ本を紹介します。

上下巻で大抵の定石は載っていますしカバーできます。

⑦観戦する

対局するだけなく、人の打っている碁を観戦するのもとても勉強になります。

観戦する時も、できる限り強い有段者の人の対局を観戦してください。

 

ネット碁などは、強い人の対局を簡単に観戦できるので対局の合間に観戦もしてみてください。

観戦する時は、次の一手は、自分ならこう打つかな?と予想しなら観戦してください。

有段者の手は、棋力向上するにしたがってなるほどと思えることが多くでてきます。

まとめ

いろいろと囲碁の棋力アップに必要だと思われることを書いてみました。

たくさんあって大変だと思われた方は、対局と棋譜べるだけでも棋力アップできると思います。

棋譜並べには、布石・定石・手筋・死活・石の攻防すべての要素が詰まっていますから、とても勉強になります。

 

最後に僕が考える囲碁の有段者への近道をまとめるとすると

 

◎有段者と対局する(最初は置き碁・置石を減らすことを目標に)

◎対局後は検討して、自分の打った手を客観的に見て改善する※棋譜に残すのはおすすめです。

◎数多く棋譜並べをする

◎対局と棋譜並べの合間に、手筋・詰碁・定石の勉強、観戦する。

◎囲碁を楽しむ

 

箇条書きにはあげませんでしたが最後の囲碁を楽しむことが一番大切かもしれません。

楽しめるからこそ、強くなりたい有段者になりたい、勉強したいと思えるでしょうし、楽しめないと強くなれないと思います。

 

好きこそものの上手なれですね。

 

有段者への近道は他にもあるのと思います。

これは、あくまで僕が考える囲碁の有段者への近道です。

この記事の内容が少しでも役立つことがあれば、こちらとしては幸いです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA