十段戦

歴史的快挙!!囲碁棋士 井山裕太7冠誕生!!

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今日囲碁界では歴史的偉業が達成されました!!

先月はアルファ碁で盛り上がりましたが、今月は伊田篤史十段に井山裕太6冠が挑戦して7冠達成か?と盛り上がっていました。

こんなに囲碁界が盛り上がることが重なるなんてそうそうない思います。

そんな十段戦第4局は、力勝負の見ごたえのある碁で井山6冠が勝利し、十段を取って7大タイトルすべてを独占するという快挙を達成しました!!

7つのタイトルを全部取るというのは凄いことです!!
この7大タイトルって何ががあるかというと

棋聖
名人
本因坊
王座
天元
碁聖
十段

とあります。

一流棋士が一つでも取るのが難しいのに、それを一度に全部独り占めしてしまうというのですから恐ろしい棋士です。

このことをやった人は今まで誰一人いませんでした。

井山さんがあらわれるまでは、2009年に張栩九段がタイトル5つを独占が最高記録で、井山さんがあらわれて2013年に6つ独占という記録を塗り替えられました。

6冠を達成した後の2013年(平成25年)にも7冠のチャンスがあったのです。

7title-その時には名人が残る一つのタイトルでした。

そして名人もその年に取れたのですが、名人を取る前に十段位を結城聡九段に取られてしまって、防衛していれば7冠だったかも知れません。あと一歩で実現になりませんでした。

2014年(平成26年)の初めには、十段戦の挑戦者決定戦まで進んで挑戦者になれるか?とのところで高尾紳路九段に敗れて挑戦者を逃しました。

この時も挑戦者になっていれば7冠のチャンスがありました。

2014年には王座と天元を奪われて、6冠から4冠に後退してもう7冠はだめなんじゃないか?と思われていたら

2015年(平成27年)には、取られた王座と天元を取り返すという超人ぶりを発揮、トーナメントで勝ち上がるので1敗でもしたら無理なのでこんなことは至難の業です。

2つ取られた翌年には2つ取り返すとは誰も想像できなかったと思います。

再び6冠に返り咲いてしかも今年に入ってからは、十段戦のトーナメントの決勝まで進んでしまい。

十段戦挑戦者決定戦の決勝戦でどう転んでも負けている碁を大逆転して挑戦者になるということまでやってのけて、去年から今年にかけての充実ぶりは異常なくらいでした。

こんな驚異的な好調を維持しているので7冠が取れるのじゃないか?と注目されていました。

 

そんな注目されていた十段戦、伊田篤史十段から3勝1敗で十段位を取って偉業を達成してしまいました。

伊田篤史さんは、十段を失ったのですがタイトルを取っているので日本棋院の規定で八段に昇格だそうです。

伊田さんは、2015年の去年には史上最年少20歳でNHK杯に優勝、十段戦の挑戦者にもなり当時高尾紳路十段を下してこれまた史上最年少で十段も取得するという快挙をやってのけています。

十段を取るまでは絶好調だったのですが、十段を取ったとたんにそれまでの勢いが失せて成績が思わしくなくなって調子が悪くなりました。
天才肌じゃないと言われていますが、読みの正確な力強い棋風で、なかなかのハードパンチャーです。

一方の井山裕太さんは、小さいときから天才ぶりを発揮していました。

小学2年生で全国少年少女囲碁大会優勝、次の年にも優勝。

プロになってからは、7大タイトルの数々の最年少記録を塗り替えてきて天才ぶりを如何なく発揮してきました。

攻めさせても守らせて強くて、誰もが気が付かないような手を繰り出すのでプロ棋士の誰もが認める天才棋士です。

しかも去年から今年にかけては過去最高に調子に乗っています。

伊田さんには最強過ぎる相手だったようです。

でも十段戦第3局では、7冠誕生か?と注目されていた対局に伊田さんが勝って井山さんのタイトル戦連勝記録をストップさせました。

敗れてしまいましたが伊田さんはまだ22歳です、これからまだまだチャンスはあると思います。

井山さんが注目されるばかりでかわいそうな感じでしたが、そんな中、見せる碁を見せてくれて伊田篤史さんお疲れ様でした。

そして囲碁界の歴史を塗り替えた井山裕太さん7冠達成おめでとうございます!!

7冠達成の十段戦第4局の感想【棋譜】

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