久しぶりの更新になります。
非更新の間に、囲碁界では芝野虎丸名人王座の誕生など華やかな話題で盛り上がっていました。
前々回の記事で最新囲碁ソフト『入神の囲碁』について少し書きましたが、購入者の評判があまり良くないので購入を見送っています。
そんなこんなで年末から記事更新を怠っていたのですが、2020年の今年に入って物騒なウイルスが出てきました。
新型コロナウイルス
年明け1月に中国の武漢が大変なことになっているというニュースが駆け巡ります。
最初ニュースを聞いた時すぐに僕は危機感を持ちました。
バタバタ人が亡くなっているというのですから、普通でないことは確かです。
しかも武漢が封鎖状態にされている、武漢以外の中国の主要な都市も厳重体制。
どうみてもただ事ではないです。
でも日本のTVなどメディアでは楽観的な見解の報道。
真っ先に中国からの入国を禁止にするのが先決だと誰もが思うことも日本の政府はしない。
これといって対策を全くしない日本の状態を見ていると、この先絶対に日本も新型コロナウイルス感染者が増えるのは誰の目にも確かでした。
そうこうしていると大型クルーズ船ダイアモンドプリンセス号が日本に停泊中に香港で下船した乗客が新型コロナウイルスに感染していたことが判明。
乗客たちは、船の中で閉じ込められることに。
瞬く間に閉じ込められた乗客は集団感染して感染者続出。
クルーズ船以外でも日本本土でも感染者が確認されるようになり。
2月13日には初めての死者も出ることに。
クルーズ船はそれから長いこと船の中で閉じ込められ実質隔離状態が続きます。
どんどん感染者が増え、心配な中 政府は陰性の乗客の下船を決行。
世間はおいおい大丈夫かの声多数。
僕もそうでしたが、必ず下船後陽性になる感染者が現れるだろうというのは素人目でも感じました。
案の定やはりそうなりました。
日本の感染者はぽつりぽつりと増える程度、この裏には検査をしてないから感染者が増えないというカラクリが判明。
3月に入ると韓国で多数の感染者が報告されるように、ヨーロッパではイタリアでも報告され
まさか今度はイタリアが第二の武漢の状態のようになるとは誰も想像していなかったと思います。
現在イタリアは感染者・死者ともすごい数になっていて医療崩壊が起こっていると言われています。
致死率もこの数日の内に上がっていて今日現在(3月19日)8.3% 新型コロナウイルスは感染率も高いので、この致死率は恐ろしい数値ですね。
ヨーロッパは他にもスぺインやフランス、ドイツなどでも多数の感染者が報告されるようになり、南極大陸をのぞく全大陸で感染が報告されWHOはパンデミックと表明。
そんな日本はよそ目に国内では感染者は増えていますが、イタリアや韓国など諸外国と比べると急速な増え方をしていません。
検査し過ぎないことで医療崩壊を防ぎ、重症者を優先に治療するトリアージ作戦が功を奏していると言われています。
この作戦が今後どうなるのか僕にはわかりません。
吉と出てくれるといいと願うばかりです。
数日前に感染者の多い国別に致死率を自分なりに調べて素人分析してみました。
致死率の最も高い国はイタリアで次にイラン、続いて中国、スペイン、日本でした。
イタリアの感染者の年齢層は高齢者が多いために致死率が高いと言われていますが、他にもイタリア人のラテン気質もなんだか感染拡大にプラスになって致死率を上げているような気もします。
イランが致死率が高いのは医療環境が整ってないのが大きな原因ではないかと思っています。
日本は感染者数はトップ10に入ってないにもかかわらず致死率が高いのが意外でした。
恐らく検査数を上げれば、母数が増えるので致死率が低くなると素人なりに推測。
おそらくこの致死率は日本の検査率からすると正確ではないなと仮説しました。(間違っているかも知れません)
致死率が低い国を調べてみると意外でした。
韓国は感染者数は大いにも関わらず致死率が低いのです。(致死率0.89% 数日前のデータ)
これはおそらく検査数が多いので母数が大きくなり致死率も低いのだろうと推測。
感染者の年齢層もイタリアなどに比べると年齢層が若いことも影響しているものだと考えられます。
他にも医療レベルが高水準なことも関係していると思います。
感染者数が多いのに致死率が低い国にドイツがありました。(致死率0.19% 数日前のデータ)
ドイツもやはり医療レベルが高水準です。
デンマークなど致死率が0.12%でした。
他にもオーストリアやノルウェーなども0.1%台の致死率でインフルエンザ並みのデータです。
しかし今度これがどうなるかわかりません。
明らかにインフルエンザのようなウイルスとは違うのですから。
夏になれば新型コロナウイルスは終息するのでは?という意見が2月の初めあたりにはありましたが、WHOは期待できないという見解をだしています。
現在感染者の多い地域の気候を見てみるとトップ20の国々はだいたい冬から春にかけての気候で、熱帯の気候の国々はありませんでした。
しかし今後熱帯の気候の国々でもどうなるかわかりません。
素人的にはこれは、まだ寒い時期だからそのような国々で感染が爆発していると思いたいところがあります。
暖かくなり夏になれば感染者は減ってくれるのではないかという淡い希望を持っています。
でも南半球のオーストラリアは現在夏から秋に移った季節ですが、感染者が増えているのでこの希望は薄いかも知れません。
これだけ全世界にウイルスが広がると、SARSのように自然消滅することは難しいようです。
今後はこのウイルスと付き合う方向に変わっていくのかも知れません。
現在最も深刻な国はイタリアです。
沢山の人々が亡くなり、その中には著名なイタリアの建築家ビットリオ・グレゴッティさんがこのウイルスによる感染で命を落としています。
イタリアには僕の最も尊敬する作曲家エンニオ・モリコーネさんが住んでいます。
モリコーネさんはかなりの高齢です。
彼の音楽に何度も感動させられてきたので思い入れも強く感染しないことを祈るばかりです。
このウイルスが現在世界で猛威をふるっていますが、日本もこの先どうなるか僕には想像もつきません。
早く落ち着いて、亡くなる人は亡くならずに済むようになり、重症になる人は軽症で済み、感染者になる人は予防できるようになるよう世界が変わりますように。