昨日に続いて今日1月3日も野狐で碁観戦でした。
僕は昨日知ったMasterの存在
東洋囲碁でも30連勝して話題だったそうです。
東洋囲碁は最近打っていなかったのでログインしておらず
Masterの存在を昨日まで知りませんでした。
いや~恐ろしいほど強いです。
今日は事実上、人類vsAI囲碁の最終決戦のような日だったのかも知れません。
これまでにもMasterは
古力九段、朴永訓九段、常柁嘉嘉九段、江維傑九段、羅洗河九段、井山六冠
など超一流棋士を圧倒的強さで破りその強さを見せつけました。
今日も昨日に負けない豪華なメンバーでした。
僕が観戦した時にはすでに2人のプロ棋士が負かされていて
安成浚七段や時越九段の対局から観戦できました。
内容は、お二人ともMasterに完敗
時越九段が負けた時点で17連敗
東洋囲碁も合わせると47連敗
世界的一流棋士が相手でもまったく歯が立たない状態です。
時越九段との対局が終了すると
Masterは姿を消して
19時過ぎに再び現れました。
そしてネットの情報では
古力九段が人類最強の3人を20時くらいから対戦させるという情報が入りました。
古力九段はどうやらMasterがどんな存在を知っているようです。
そしてMasterが50連勝してからその存在を明かすという情報も入ります。
選ばれた3人は
トップバッターには朴廷桓九段
2人目には元晟溱九段
3人目の最終戦には、なんと世界第一位の柯潔九段が
さて碁の内容ですが
朴廷桓九段 の対局は終始苦しい内容の碁でしたが
黒番で1目半負けという結果で終わりました。
1目半だと僅差で善戦したようにも思えるのですが
碁の内容はかなり差があるように感じました。
2人目の元晟溱九段 は、いいところなく完敗。
3人目の柯潔九段に期待がかかったのですが
柯潔九段もいいところがなく完敗してしまいました。
これで人類50連敗
Masterの50連勝という結果に終わりました。
世界的超一流棋士が挑んでも
どの内容もMasterのほぼ圧勝で
これはどうみても人類とMasterとの間には
2子以上の差があるように感じました。
事実対戦した井山六冠は2子くらい差があると感じたようです。
去年の3月にアルファ碁の出現から1年もたたずして
Masterという驚異的に強いAI囲碁が登場しました。
多くの棋士の感想では、去年のアルファ碁よりも数段強くなっているようです。
柯潔九段が敗れてから
Masterはアルファ碁の進化版だという情報が入りました。
しばらくするとそれは誤報だったようで
まだMasterの存在がどういったAI囲碁なのか?わかっていません。
アルファ碁の出現から、Masterの出現とこの一年の囲碁界はめまぐるしいものがあります。
大橋六段がツイッターで
『今まで世界タイトルが終着点みたいな感じで碁を打ってたプロは多いと思うし、自分もそう思ってたけど、この3日ぐらいのMaster見てると世界タイトルが奥義へのスタートラインに立てる切符にすら見えてくるな。。。』
とつぶやいていました。
AI囲碁の出現で囲碁の歴史が大きく変わる時代に突入したようです。